金曜日

老人介護の問題について

老人介護の問題はそう簡単に解消できるものではないようですが、問題となっている根本的なものは、まず寿命が延びたこと、介護サービスが増えたが実際家族の負担をあまり軽減できていない、核家族化、日本従来の老人介護は家族が行うという価値観、などが考えられると思います。

寿命が延びることはうれしいことかもしれませんが、そうなると介護をしている側もかなりの年をとっていることが多く、老人介護を支える側も高齢になってしまい、ここでも老人介護の問題が派生している原因かと考えます。

介護サービスにおいては、実際利用されている方は高齢者の1割ほどです。金銭的な面でも適切に満足できる老人介護サービスを受けることができていないと思われます。

価値観については、以前家族が見るものだという風習のようなものはあって、まだまだ根強いと思います。そしてこうした価値観が在宅介護をしている家族にさらなる負担をかけています。その結果介護うつや最悪は事件にも発展する老人介護の問題になります。

核家族化が進むにつれ、介護を見る人が1人の方にのしかかるのも負担になります。かといって先ほども言ったと通り、介護サービスも満足に受けられなければなおさらのことです。

老人介護の問題はこのような3つの事柄から派生していると考えられます。