木曜日

老人介護の病院について

基本的に病院は医療機関なので、介護をする場所というよりは治療をして回復させる場所です。ただ中には老人介護を重点的に行っている病院もあります。

老人介護を重点的に行う病院のことを老人病院という呼び方もしますが、これは老人介護が難しい急性期の時期や、リハビリなどを終え介護療養型としての機能を持つ病床がある病院のことです。

ここで注意したいのは病院ということで、通常は医療保険が適応されると思いがちですが、入院のための条件としては、まず要介護認定を受けて介護度がついた方が対象となるという点です。

もちろん病院ですから特別養護老人ホームのように、ずっとそこに入所するものとは意味合いが違いますし、長期に入院しているとそれだけ費用がかかるようになっています。

目標はあくまで在宅での生活か他の介護施設への移行になりますから、介護療養型の病院に入院している段階からこれらの計画をたてていく必要があります。

ちなみに介護保険の申請は入院している段階で行います。

水曜日

老人介護支援センターについて

老人介護支援センターは、特別養護老人ホームなどと同じ老人福祉施設の一つです。

老人介護支援センターの役割は、老人介護に関する、本人、家族などの相談を受け付けていたり、老人介護に関する情報提供、他の機関と連絡調整などを行っている機関のことです。簡単にいえば、老人介護の相談所ということになります。

中には24時間体制で行っているところもありますし、相談などの料金は無料でできます。介護のことで困っている人はかなり多いと思いますし、どこに相談したら良いのかわからない方も多いと思います。

老人介護支援センターは意外と知られていないようですが、介護の相談をするならまず老人介護支援センターを利用してみてはどうでしょうか。

それだけでなく、もちろん市区町村の役場で相談してもいいとは思いますが、こうした老人介護専門の相談所を活用してもいいのではと思います。

月曜日

老人介護施設の種類ついて

老人介護施設といっても、さまざまでどの老人介護施設を利用すればいいのかなかなか悩むところではあります。

大きく分けると、老人介護施設は介護保険が適応されて1割負担で利用できる施設と、介護保険適応外の老人介護施設があります。

老人介護施設の種類でいうと、在宅を支援する老人介護施設としては通所介護のデイサービス、訪問介護、短期の利用としてショートステイ、ショートケア、通所リハビリ施設などが挙げられます。

一方入所型の介護老人施設としては、介護老人保健施設(通所型もあり)、特別養護老人ホーム、グループホーム(共同入所施設)等があります。

介護保険適応外の施設としては、ケアハウス、軽費老人ホーム、養護老人ほーム、介護付有料老人ホームなどの民間施設が挙げられます。

今後どのような老人介護施設を選ぶ基準としては、ご本人の状態だけでなく家族の環境にもよるようです。家族が在宅を懸命に望めば、通所型で何とか在宅生活を維持していこうと計画するでしょうし、家族があまり介護に協力的ではない場合は、入所施設の計画になる場合もあります。要するに本人の状態だけがすべてではないということでしょう。

それともちろん経済的な問題もこれらの老人介護施設を選ぶ際の基準になったりもします。

理想的には、在宅支援をまず考えてどうしても、難しい状況であれば、早めのうちに入所を考えるなどの計画が必要になってくると思います。もちろん本人の意思が一番尊重しなければなりませんが。